甘やかした霊感を使い果たすブログ(新)
電車は具合が悪い。
悩んでいる人のお話を聴いていたらすぐに本人よりも悲しくなってしまう。
歴史ある場所(古戦場や仏閣など)に行くと気持ちがタイムスリップして且つ具合悪くなる。
私には昔からこのような経験が絶えなかった。
病院にも行った。検査もたくさんした。云々療法もたくさん受けた。それでも決して治らなかった。
そんな時、霊感のある方に会った時に「あ~~~~!霊感体質(笑)」と言われた。その時から私の人生は変わった。「霊感」「スピリチュアル」という言葉はとても不確かな言葉だ。目に見えないからだ。私もそういうものは一切信じていないし、怖いと思う。
ただ、私が「霊感って何ですか?」と聞かれた時になんとなく分かってもらうために使っている言葉は、「友情」「愛情」である。
例えば親しい友人から「ありがとう」と心の底から言ってもらったり、大切な人から「好きだ」と言われた時の言葉には、何にも代えがたい価値と重さが詰まっているように感じる。その時の感動や喜びは決して目に見えるものではないけれど、確実に人々の心の中には存在してしまう。なんとなくそれに、霊感は似ている。
「霊感」は決して死後の世界を指した言葉ではなくて、すごく「生きている人間」に根差している。そして「霊感体質」と言われる人は、人同士で交わされる喜怒哀楽の感情に、生まれつき興味がありすぎるのだ。だから、自分や相手の感情が動いたときにビンビンにセンサーが反応してしまうのだ。
そして、そのセンサーが、たまーに生きていない人(=亡くなっている人)の感情にもピンポイントに当たってしまう……つまりは「感情」は不死身なわけだ。
結婚相手が分かったり、お金の行き先が分かったりする占い的な要素は二の次だ。
人がこの世に生まれて、自分や誰かの幸せのためにどれだけ一生懸命になれるか?、努力できるか?で、未来も大きく変わってくるから、前世お姫様・王子様だと分かっても関係ない。
その過程でいかに様々な感情を経験できるか、そしてそれをはたまた、自他の幸せに還元できるかいつも問われていて、それを他者がどうこう言える問題でもない。
少し話を戻すと、とどのつまり「霊感」とは、人間のその果てしない営為に対して、魂から強い興味を持ってしまっている人の心の状態を指すんだと思う。ただ、その興味がコントロールできなくなってきたときに体調不良や一見マイナスな出来事に巻きこまれてしまうのではないか…!?
…そういうことを考えて、一生懸命努力して、周りの人を微々たるレベルで励ませるくらいになって10年。(意味不明な体調不良の期間を数えると20年以上。)知人に「足の踏み場がない小部屋が孤独を甘やかす椎名林檎並みに、変な霊感を持て余してるね」と言われてブログを再開始してみた!
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